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X JAPANのYOSHIKIさんから2度目の寄付 - IOMのウクライナ緊急支援活動に1,000万円

IOMはいただいた寄付を活用し、冬季を通じて、途切れのない支援を提供 Photo: IOM/Alisa Kyrpychova

【バンコク】ロックバンド「X JAPAN」と「THE LAST ROCKSTARS」のリーダーで、作曲家として国際的に活躍するYOSHIKIさんは、国際移住機関(IOM)に新たに1,000万円を寄付した。YOSHIKIさんからIOMへの寄付は先月に続き2度目となり、合計で2,000万円となる。

今回の寄付により、IOMはウクライナや周辺国で展開されている緊急援助活動をさらに充実させ、戦争の影響を受けた人々へより一層の支援を提供できるようになる。

YOSHIKIさんは「苦しい思いをしている人々がいるのだと分かっていながら、クリスマスや年末年始といった祝日をお祝いすることは難しいです。この贈り物が支援を必要としている人々の支えになると同時に、困っている人に手を差し伸べるという考え方がより多くの人の共感を呼び、広まっていくことを願っています。私も戦争の影響を受けているすべての人々のために祈っていますし、今回の寄付をそうした人々のために役立ててもらえるとありがたいです。」と話した。

YOSHIKIさんは今年、自身の誕生日である11月20日にもIOMのウクライナ人道支援活動に1,000万円の寄付をしており、今回は2度目となる。YOSHIKIさんからの寄付は、YOSHIKIさんのメッセージに共感した多くのファンの方々からの寄付にもつながった。また、YOSHIKIさんは今年2月にも、国連による「ウクライナ人道基金」に対しても1,000万円の寄付をしていた。

YOSHIKIさんは今回の寄付をもって、戦争から逃れた難民や国内避難民を含む支援を必要としている人々に緊急人道援助を提供し、秩序ある人道的な人の移動を保障するIOMの活動を支援できることを願っているという。

ウクライナとその周辺国で暮らす何千、何百万人もの人々が、住み慣れた故郷から離れ、凍えるような寒さのなかで年を越そうとしている。その多くが、食料や電気、暖房設備への十分なアクセスがないまま、損壊した建物のなかで避難生活を送っている。

アントニオ・ヴィトリーノIOM事務局長は、「これまで、苦しい思いをしている人々の声を聞き、ウクライナでの戦争によりすべてを失ってしまった人々の痛みを感じてきました。同時に、逆境を乗り越えようとする人々の強固な意志と決意、そしてその計り知れない強さをこの目にしてきました。ウクライナの人々は私たちの支援を必要としており、このような寄付のおかげで、IOMは戦争により深刻な影響を受けた人々を支援し続けることができるのです。」と話した。

ウクライナや周辺国における難民や避難民を支援するIOMの活動のなかで、越冬支援は非常に優先順位が高い活動だ。

ウクライナにおいて、IOMは現在、生活必需品の配布や小規模終戦、現金支給、そして冬季を通して途切れのない物品支援をするための事前集積を行っている。

IOMはウクライナ政府や地域パートナー、国際社会と緊密に連携し、最近になってアクセスが確保されたミコライウやハルキウなどの地域で暮らす深刻な影響を受けた人々を含む、支援を必要とするすべての人々への緊急支援活動を実施している。また、避難民の受け入れ国においては、IOMはその国の政府や市民社会と協働し、現場において一人ひとりが必要としている援助や困難を見極め、戦争の影響を受けているすべての人々に支援を届けている。

 


ウクライナと周辺国におけるIOMの緊急支援活動へのご寄付をお考えくださる方は、こちら(IOM本部寄付サイトの使い方)をご覧ください。