アメリカ・フェレーラ(俳優・活動家)がIOMグローバル親善大使に就任
【ジュネーブ/ニューヨーク】国際移住機関(IOM)は、IOMグローバル親善大使として、テレビや映画で活躍する著名な俳優であり、社会活動家としても活躍するアメリカ・フェレーラ氏を新しく任命したと発表した。
フェレーラ氏は、エミー賞やゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合(SAG)賞に輝いてきた俳優・監督・プロデューサーである。主演を務めたドラマ「アグリー・ベティ」シリーズ(2006~2010)で知られる他、代表作には、映画「旅するジーンズと16歳の夏」(2005)、ドラマ「スーパーストア」シリーズ(2015~2020)、そして、歴史的ヒットを記録した映画「バービー」(2023)のグロリア役では、自身初のアカデミー賞助演女優賞にもノミネートされた。
就任にあたり、フェレーラ氏はこう述べた。
「IOMのグローバル親善大使に就くことを、この上なく光栄に思います。世界的な人の移動に関する課題への、よりよく、そして安全な解決策へ向けて私たちが前進するために、これからどう訴え、表現していこうか、期待で胸が膨らみます。
移住に関する課題は、常に私の身近にあります。物を語り、伝える立場にある者として、私は移民の経験や苦労に何年も耳を傾け学んできました。彼らが自分と家族の幸せと健康を追求する中で、世に貢献できる大きな価値を秘めているのを、幸運にもこの目で見てきました。
ホンジュラスからアメリカに渡った移民の娘として、個人的にも重要なテーマです。私の物語こそが、移住の物語なのです。」
IOMグローバル親善大使として、フェレーラ氏は、移住(人の移動)や女性の権利向上をはじめ、“届かぬ声”を拾い、地域社会へ参画するなど、これまで関わってきたテーマについても声をあげ続けるつもりだ。
エイミー・ポープIOM事務局長は、ニューヨークで開催されたIOM「移住に関する国際対話」の中で発表し、こう述べた。
「アメリカ・フェレーラ氏をグローバル親善大使として迎えられ、とても喜ばしく思います。これまで移民、特に女性に関係する課題に取り組んできた彼女の献身には、本当に力づけられます。世界中で移住の途上にある女性と何百万人もの人々のために、フェレ―ラ氏と協力して、移住がもたらす恩恵と機会について発信していくのを楽しみにしています。」
IOMの親善大使としては、アメリカ・フェレーラ氏の他、初のグローバル親善大使に就任した陸上のオリンピック金メダリストであるモー・ファラー氏はじめ、9名の地域・国別親善大使がすでに活動している。
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