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IOMの支援活動に日本政府が3,710万ドルを拠出

日本政府はこの程、2021年におけるIOMの活動のために37,100,767ドルを拠出した。この資金を通じてIOMは、世界各地で紛争や危機だけでなく、新型コロナウイルス感染の影響を受けた避難民や難民、帰還民など困難な状況にある移民、そしてコミュニティへの支援を実施する。

この資金はまた、各国政府が人道的国境管理能力を強化して、地域の安定化を図る活動にも使用される。

今回の拠出の40%以上はサブサハラ・アフリカ地域での、35%は中東・北アフリカ・欧州での、20%はアジアでのIOMの活動に充てられる。

アントニオ・ヴィトリーノIOM事務局長は寛容な拠出に感謝の意を表し、「コロナ禍にも関わらず、日本政府が継続してIOMに支援を決定したことは大変ありがたいことです。IOMはこの資金により、従来の危機に加えて新型コロナウイルス感染症の影響を受けた移動する人々の命を救う活動や、各国政府が国境管理や保健、生計支援などの分野における困難への対処のための支援を行うことができます。」と述べた。

日本の資金で実施する活動には、統合的国境管理のための各国政府の能力強化支援や、特に入国地点や国境地域での政府による保健分野での対応能力向上のための支援などがある。紛争地域では、避難民は同時に新型コロナウイルス感染症の影響も大きく受けている。今回の日本政府の支援により、IOMはこうした負の影響を和らげ、コロナ危機後の支援への基盤を整えることが可能となる。

 

IOMグローバルウェブサイトに掲載の英語版はこちら