X JAPANのYOSHIKIさんがIOMのウクライナ支援活動に1000万円を寄付
【ロサンゼルス】ロックバンド「X JAPAN」のリーダーで、国内外でミュージシャンや作曲家として活躍するYOSHIKIさんは、自身の誕生日である11月20日、国際移住機関(IOM)がウクライナおよび周辺国で実施している緊急支援活動に1,000万円を寄付した。
今回、YOSHIKIさんからいただいた寄付は、戦争によってウクライナ国内や受入国で避難をしている人々への人道支援に役立てられる。IOMの最近の調査によると、ウクライナ国内の避難民は再び増加傾向にあり、650万人に達した。戦争により自宅が損壊した人々は6割にのぼり、ウクライナに帰国した590万人も、厳しい冬を越すために人道支援を必要としている。
アン・グエンIOMウクライナ代表は、「気温が下がっている中、この寄付のおかげで、安心して過ごせる場所を求める人々に必要な支援を提供することができます。YOSHIKIさんやYOSHIKIさんが運営するYOSHIKI FOUNDATION AMERICAの寛大さに、心より感謝しています。」と話している。
IOMは1996年よりウクライナで活動しており、戦争開始後もウクライナに留まって、国内の避難民だけでなく、ウクライナを逃れたウクライナ人や第三国国籍者など、戦争の影響を受けた全ての人々への支援を続けている。ロシアによる軍事侵攻が始まった2022年2月以降、人道支援活動を急速に拡大し、これまで100万人以上の人々に直接的な支援を届けてきた。支援内容は、食料や生活に不可欠なサービス、衛生キット、経済支援、医療支援、保護など多岐にわたる。
本格的な冬の到来を前に、現在も続く戦争の影響を受けている人々の困難を和らげるため、IOMは越冬支援活動を拡充している。越冬キットや発電機、その他の暖房機器、固形燃料を必要な人々に提供する。
IOMはウクライナが奪還した地域において、救援物資を配布する支援もしている。IOMは先週、他の国連機関と協力し、2022年3月以降初めてへルソン市に重要な救援物資を届けた。
ウクライナと周辺国におけるIOMの緊急支援活動にご寄付をお考えくださる方は、IOM本部寄付サイト(英文)をご覧ください。