第三国定住による初めての受け入れ ミャンマー難民第一陣が、本日、日本に到着
ミャンマー難民第一陣18名が本日、日本政府が第三国定住により受け入れるパイロットケースとして、タイの難民キャンプから成田空港に到着した。加えて、2世帯(計9名)が後日、到着する予定。
タイのメラ難民キャンプから今回、来日した難民は、日本がパイロットケースとして今後3年間で定住を受け入れる約90名のうちの第一陣。
難民の到着を機に、ウィリアム・レイシー・スウィングIOM事務局長は次のように語っている。
「日本が3年の試験期間で毎年約30名の難民を受け入れることは、賞賛すべき画期的なイニシアティブです。この試みはアジア地域初の本格的な難民再定住事業で、将来、同様のイニシアティブのための道を開くことになるでしょう。」
この事業においてIOMは、日本政府が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)により提出された候補者リストから難民を選考する際に、政府面接ミッションをロジスティックな面で支援した。
IOMはまた、難民の健康診断、出発前の文化研修・日本語研修を実施し、各種手続きを含む日本への渡航準備も担当した。
更にIOMは、日本政府やその他のさまざまな協力者と連携して、日本国内で難民の第三国定住への理解促進に努めているが、このような活動が難民の日本への社会統合を円滑にすると期待されている。
難民は到着時に、日本政府及び、当初の定住支援を実施する受け入れ機関の代表らの出迎えを受けた。
※IOMによる「難民の第三国定住支援」について、詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。
http://www.iomjapan.org/act/resettlement.cfm