IOM駐日事務所 キャリアセミナー(2025年1月29日実施)
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日付
2025年 1月 29日
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場所
関西学院大学丸の内キャンパス及びオンライン
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Organizer
IOM駐日事務所
「IOMでのキャリア形成とJPO制度について」
国際移住機関(国連IOM)は、1951年、世界的な「人の移動(移住:Migration)」の問題を専門に扱うために設立されました。70年以上の歴史がありますが、国連加入は2016年9月と、国連システムの中では比較的新しい国際機関です。
国際移民の数は、COVID-19の影響を受けその数が減少したとされる2020年においても、2億8100万人に上ります。ウクライナ避難民が多く生じた2022年は、史上最大の6,090万人が国内避難民(IDPs: internally displaced person(s))と認められました。戦争や迫害、気候変動、人身取引、そして労働や留学など、人々が多様な背景で移住する今日、「人の移動」を切り口に事業を展開する国連IOMの役割は各地で多様化し、その支援ニーズは増すばかりです。国連IOMでは、171の国事務所と557のフィールドオフィスで、約1.9万人の職員(うち日本人職員は約50名、2022年末現在)が働いており、この数は引き続き増加傾向にあります。
この度、国連IOMが担う「移住」に関する支援の具体例や、そこでのキャリア形成について最新の情報を提供するため、キャリアセミナーを開催いたします。IOMでJPOを経験した職員が登壇し、また外務省国際機関人事センターから最新のJPO制度についてもご紹介いただきます。
貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
概要
- 日時:2025年1月29日(水)19:00~20:30
- 言語:日本語
プログラム (仮)
- 国連IOMのミッションと求める人材像について / IOM駐日代表 ナッケン 鯉都
- JPO制度を通じたIOMでのキャリア形成 / IOMジュネーブ事務所 田澤 優花 ・ IOMソマリア事務所 篠﨑 智美
- JPO派遣制度について / 外務省国際機関人事センター 美土路 昭一 氏
登壇者プロフィール
ナッケン 鯉都 IOM駐日代表 (※写真差し替え予定)
【略歴】20年以上にわたり国連機関の本部および現場での任務に従事し、政府、企業、市民社会、大学・研究所等との連携、広報、政策提言、資金調達などを担当。国際基督教大学(ICU)国際関係学士。ニュースクール大学非営利団体経営学修士。京都芸術大学大学院修士課程在籍中。日本国籍。2024年12月より現職着任。
IOMジュネーブ本部 政策担当官 田澤 優花
【略歴】日本国内の大学及び大学院に在学中に、米国及びタイに1年間ずつ留学。大手メーカーで勤務後、在ジュネーブ日本政府代表部で専門調査員、IOMエジプト事務所でUNV(HPCプライマリーコース)、世界銀行のコンサルタントとしての勤務を経て、2021年度JPO試験に合格。
IOMソマリア事務所 事業形成・報告担当官 篠﨑 智美
【略歴】大学在学中より国内外で5つのインターンとしての実務経験を重ね、2018年にはIOMケニア事務所でもインターンを経験。大学院修了後、国際協力NGOで2年間勤務し、2021年3月よりIOMナイジェリア事務所でUNV(HPCプライマリーコース)、2021年度JPO試験に合格。2022年1月よりIOMギリシャ事務所で保護担当官としての勤務を経て、2023年4月より現職。