JPOの経験とIOMにおけるキャリア 2015年3月 

JPOの経験とIOMにおけるキャリア 2015年3月 

IOMイラク事務所プログラム・マネージャー
望月 大平

私は、2008年10月にJPOとして、IOMでの勤務を開始しました。その後、2年半JPOとして勤務したのち、正規職員として採用され、現在に至っています。最初の勤務地であったジンバブエでは、Project Development Officer 及びProject Officerとして4年弱勤務しました。次に、空席募集に応募し、ソマリア事務所にProgramme Manager(P3)で移り、2年半勤務した後、現在の所属先であるイラク事務所に空席募集からProgramme Manager (P4)として採用されました。職務内容は、一貫して国内避難民(IDPs)や強制的に移住させられた人々に対する支援を行ってきました。

私の場合は、幸いなことに事務所を移る度に、ポストのグレードが一つずつ上がってきました。その一つの要因は、これまで積極的に緊急支援に関わり、その分野のネットワークを構築してきたことがあると思います。IOMは、近年世界各地で起きている紛争及び自然災害に対する緊急支援に力を入れています。私も、緊急支援に興味があったことから、勤務している事務所長、地域事務所および本部に対し、短期ミッションに参加したい旨を伝えてきました。その結果、これまで2010年のパキスタンの洪水被害、2012年フィリピンの台風被害、そして、2014年のイラク紛争の際に本部から声がかかり、支援立ち上げのメンバーとして1か月から3か月位の出張をしてきました。緊急支援に関わると、IOM内でのネットワークが広げることができ、キャリア形成に非常に役に立ちます。

また、IOMにおいては、積極的に色々なことにチャレンジすることが重要で、そういう職員が高く評価される傾向にあります。IOMは、高度にProjectizedされた機関であり、コアファンドが極度に少ないため、自分が管理するプロジェクトが終了すると自分の契約も終了してしまいます。そのため、自ら案件を発掘・提案し、新しいプロジェクトに繋げていくことが常に求められています。他方、プログラムマネージャーに与えられる権限も大きく、自分がプロジェクトを動かしていることを常に実感でき、本当にやりがいのある仕事ができると思います。

最後にIOMは、私が関わっている緊急支援から加盟国政府に対する移住関連の技術協力等まで、幅広い活動を行っていますので、様々な背景を持った職員が求められています。また、日本政府はトップドナー国の一つであり、邦人職員の増員にも力を入れています。

望月プロジェクト・マネージャーの以前のレポートはこちら