スーダンで避難生活を送るアフメドさん

世界各地の移民のストーリーをウェブサイトやソーシャルメディアなどで紹介して、人の移動や移民のポジティブな側面を伝える、IOMの‪#iamamigrant‬ キャンペーン(http://iamamigrant.org/)(敬称略)

「子どもたちは水が飲めずに苦しみました…でも空腹には慣れました」

ahmed


アフメドと10人の家族は地元の町北ダルフールのハシャバから2日間飲まず食わずで歩き続けました、目的地は同じく北ダルフール、マッリト郊外にある小さなキャンプです。

道のりは長いものでしたが、アフメドは「子どもたちは水が飲めずに辛い思いをしました…でも空腹には慣れていました」と恥ずかしそうにうつむいて言いました。子どもたちに植物の根と葉を食べさせ、アル・アッバシ国内避難民キャンプに着くまで持ちこたえさせようとしました。

キャンプに到着すると、まず最初にIOMに登録しました。IOMに名前を登録することによって、IOMや他の機関から援助を受け取ることができると、シャイフ(コミュニティーのリーダー)から聞いていたのです。キャンプでは彼のような家族が殺到したことにより、宿泊施設が不十分で、アフメドの家は家族10人が生活するには小さ過ぎました。このため、何人かは野外で寝なくてはなりませんでした。このような状況や窮屈な生活環境にも関わらず、アフメドと家族は、ハシャバ村に残ることで日々直面するであろう危険やリスクと比べると、キャンプでの生活の方がまだ良いのだといいます。また時にアフメドは嬉しそうに地元の思い出、自宅、近所や外で遊ぶ子どもたちのことをキャンプのスタッフに話しました。

キャンプに到着するとアフメドのように移住を余儀なくされた人たちの情報が集められ、彼らに必要な援助が行き渡るように他の機関やスーダン政府間で共有されます。IOM職員は、スーダン内務省人道援助委員会(HAC: Humanitarian Aid Commission)と共に、彼らが直ちに食糧や水、その他の生活必需品の援助を受け取ることができるよう、避難民の全体数を登録します。とりわけ片親世帯、保護者のいない子ども、妊婦や特別なニーズを持つ人たちなど影響を受けやすい立場にいる人たちの情報は集めた後、個々人のニーズに合った専門機関に紹介しています。

アフメドはIOMの登録チームの中に、自分と同じコミュニティー出身のスタッフが何人かいて嬉しかったと言いました。質問をしやすくなるからです。また登録後、食糧、清潔な飲料水、生活物資、シェルター、基本的な医療サービスなどの形で援助を受け取ることができ、とても安心したとも言いました。

アフメドは置かれた環境が改善され、遅かれ早かれ故郷の村へ戻り、家族と共に家で落ち着いて生活を送れることを望んでいます。

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