#IAmAMigrantキャンペーン・サポーター ベトナム料理店経営 南 雅和さん

12月18日は国連が定めた「国際移住者デー(International Migrants Day)」。

IOMはこの日に、移住の途中で亡くなった移民の生命に思いを馳せるキャンドルナイトの実施を世界中で呼びかけています。

同時に、世界各地の移民のインタビューをソーシャルメディアなどで紹介して、移住のポジティブな側面を伝える、‪#‎IAmAMigrant‬ キャンペーン(http://iamamigrant.org/)を実施中。IOM駐日事務所は、このキャンペーンにちなんだリストバンドを配布しています。‬‬‬

IOM駐日事務所の職員も利用する、東京都内幸町のベトナム料理店「イエローバンブー」。そのオーナーの南 雅和(みなみまさかず)さんも、#IAmAMigrantキャンペーンを応援してくださっている一人です。

Minami san
霞ヶ関駅直結の人気ベトナム料理店「イエローバンブー」オーナー南さんのこだわりでベトナムの雰囲気が溢れる ©IOM 2015

南さん自身、1983年にベトナムを逃れ日本にたどり着いた、いわゆるインドシナ難民です。ベトナム・サイゴン(現在はホーチミン)出身で、祖父・父ともに政府の役人という家庭で育ちました。ベトナム戦争でサイゴンが陥落したことで、命の危険を感じ、12歳のときに一人家族から離れて国を出ることを決意しました。

現在、まさに地中海で多くの移民・難民がしているように、100人ほどのグループで粗末な船に乗って危険な海を航海し、4日間の漂流の後、公海上で日本漁船に助けられました。そのときの気持ちを南さんはこう語ります。

「海は荒れていて、船では波しか目に入らなかった。でも、国に留まっていても命はない。残って死ぬより、命を懸けてでも未来をつかみたかった。」

南さんは、フィリピンのパラワン難民キャンプで数ヵ月過ごした後、日本漁船に救助されたのが縁で、日本に定住する道を選びました。

日本語に苦労しながらも、日本の高校・大学を卒業し、日本に帰化。日本の建設会社に勤めた後、「ベトナム料理の本来の味を日本の人に伝えたい」と2010年に大森にレストランを開店しました。しかし、そのお店は東日本大震災で大きな損害を受け閉店。その後、各方面からの支援を得て、内幸町に新たなお店をオープンさせました。ボリュームたっぷりで優しい味を提供する人気店です。

お店では、日本での生活に困っていたという、ベトナムからの留学生や定住者5名を従業員として雇用しています。

「日本に来たから今の自分があり、日本に感謝しています。」とおっしゃる南さん。

日本に対しては以下のような思いも持っていらっしゃいます。

「日本は私のようなインドシナ難民を、70年代から約1万1,000人以上受け入れてきたのに、その経験を今に継続できていない。難民・移民が置かれる状況について、より多くの日本の人に知ってもらい、日本ができる支援やサポートにもつなげてほしい。日本人の方々が優しさと温かい心を持っていることを知っているからです。」

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お店に#IAmAMigrantリストバンドを置かせていただいています © IOM 2015

 

ベトナム料理 イエローバンブー

東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル地下1階
東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞が関」駅直結
http://www.yellow-bamboo.com/