Nafadjiに日本政府の支援で設置した、国境管理施設 ©IOM 2017
IOMは、日本国政府の支援のもと、ギニア・マリにおける国境管理能力強化事業を実施している
この事業では、国境管理能力強化を目的として、国境管理施設の建設、国境管理システムの設置および研修、国境警察および税関を対象とした国境管理研修、国境パトロールを目的としたバイクの供与、クロスボーダー・ミーティング(行政レベル及びコミュニティレベル)の開催、国境通過者の情報収集とマッピング、国境近くのコミュニティにおけるインフラ支援などの活動を実施している。
このほど、ギニア・マリ間の国境管理施設3カ所(Kourémalé, Nafadji, Balandougouba)が完成し、2017 年9月25日から27日の期間 、ギニア警察省、州警察、県警察、国境警察、地域行政関係者の出席のもと、引き渡し式が各国境管理施設において行われた。9月25日に実施されたKourémalé国境管理施設の引き渡し式には、在ギニア日本大使館職員の臨席もあった。今後は、国境管理システムの設置および研修、国境警察および税関を対象とした国境管理研修などの活動を実施する予定。
この事業を通じ 、両国政府により国境通過者の情報が管理されること、不正な出入国が防止されること、両国間の治安安全対策に関する情報共有体制が構築されること、国境コミュニティの人々の生活環境が向上することが期待されている。